家の中で音楽業界を支援する方法2020年3月5日\Share/ 新型コロナウイルスの影響により、ライブが中止になっているアーティストを家の中から応援しよう!という記事です。 目次1. ライブにかかる費用2. 支援方法を考える2.1. ネットで楽曲を買う2.2. Spotifyで聴く2.3. 通販でグッズを買う2.4. クラウドファンディング3. さいごに ライブにかかる費用 「そもそもライブを中止するとどれくらい被害が出るの?」という問題について。 とあるレコード会社の社長さん曰く、収容人数500人程度のライブハウスで全国ツアーを行なった場合、1軒家が建つくらいのお金が飛んでいくそうです。 つまり数千万円くらいですかね。 ZEPPなど大規模ツアーだと数億円かも その代わり、ライブが成功すればチケット代や物販の売り上げでしっかり元が取れる仕組みだそう。 また、最近はCDが売れない時代なので「楽曲の売り上げだけで生計を立てられるアーティストはとても少ない」とのことでした。 要するにライブの売り上げが収入に直結している音楽関係者は非常に多いということですね!インディーズバンドなら特に! (だからコロナ問題がなければ、本来音楽ファンは積極的にライブに行った方が良い) 「めちゃくちゃ自転車操業じゃないか!」 ──という問題はさておき(笑)、今回のライブ中止・イベント自粛の影響はライブハウスなど会場管理者以外にも大きく出ていると見て良いでしょう。 支援方法を考える そんなわけで、感染を広げないよう自宅にいながらアーティスト(や音楽会社)を支援する方法を考えます。 ネットで楽曲を買う まずはこれ。王道。 「バンドは好きだけど音源は持ってない!」という人は意外と多いものです。特にお金のない学生さん。 レンタルショップのCDをパソコンに取り込んだり、友達に借りたり、Apple musicなどのサブスクで済ませたり。 カセットテープやMDなど、手段は違えど昔から「音源の貸し借り」はありました。それが学生時代の青春みたいなところもありますしね。おそらく誰もが一度は通る道です。 \そんな人こそ楽曲を買おう!/ CDなら各種通販サイトで、音源データならiTunesなどで購入できます。 「そんなお金ないよ……!」という人は、大好きな曲・バンドを「これがオススメだから聴いてくれ!!!」とTwitterやInstagramで紹介するだけで十分支援になると思います。 趣味アカを持っている人は特にフォロワーと好みが合いやすいと思うので是非! (趣味アカ=日常生活よりも趣味の話題ばかり呟いたり情報を集める『趣味専用』のSNSアカウント。オタクアカウント、◯◯クラスタ、裏アカとも言う) ▼フォロワーが多くて拡散力のある人、フォロワーとの繋がりが深い人ほど、この方法は力を持ちます( '꒳’ )! 特にマイナーなインディーズバンドは「知らない名前だからyoutubeで調べてみよう」と新たなファンを作りやすいです。 そうしてファンが増えれば増えるほど必然的に楽曲も売れていくので、SNSの宣伝だけでも十分アーティストの力になれます! 好きなバンドのハッシュタグを作って「聴いてほしい曲ランキング」や「こんなシチュエーションに合う曲」みたいなテーマで呟くのもアリです Spotifyで聴く 「CDなんて発売初日に全部買ってるんじゃ!」「ファンなら音源は全部持っとる!」という人もいるでしょう。 そんな人にも、というか自粛ムードが広がる今だからこそ音楽好き全員に使ってほしいのがSpotify(スポティファイ)です。 © 2020 Spotify AB Spotifyって? スウェーデンの企業『スポティファイ・テクノロジー』が運営する、世界最大手の音楽ストリーミングサービスです。 パソコン・スマートフォン・タブレット型端末・ゲーム機などに対応しており、誰でも無料で音楽(フル音源)を聴けると同時に、再生回数に応じた分配金がアーティストに渡されます。 違法ダウンロードではありません。正規手続きを踏んだ合法サイトです 家で音楽を聴くときにCDではなくSpotifyで音楽を聴くと、聴いた回数だけアーティストにお金を入れることができます。 レコード派、プレーヤー派、iPod派、ウォークマン派……音楽の聴き方にも様々なこだわりがあるかと思いますが、「再生回数で経済を回せる」Spotifyは今の時期だからこそ重宝したいですね。 ちなみにスマホの無料版は少し使いにくいので、パソコン版を使うか月額980円の有料版に切り替えるのが個人的におすすめ 公式サイトへ (スマホの場合はアプリストアからDLできます) ▼Spotifyは会員登録が必要ですが、使うのはメールアドレスだけです。 電話番号、住所、氏名、年齢などの個人情報は必要ありません。 通販でグッズを買う 基本的にライブの利益はチケット代だけでは成り立っていません。 グッズです。グッズも大事な収入源なのです! というか、グッズを作るのにも莫大な費用が掛かっているのです 普段ならTシャツ、缶バッジ、ステッカー、スマホケースなど(アーティストやイベントにもよりますが)様々なグッズがライブ会場で販売されています。 これら全てがお蔵入りになってしまうと、主催者側としては非常〜〜に痛い(と思う)! ということで、もしも参加予定だったイベントがグッズ通販をしている場合、ぜひ何か購入してあげてください。絶対に喜ばれます。 (日付が入ったライブTシャツなどはある意味でとても貴重なものになると思います) . ありがたい事にこの1時間で驚きの注文数がきてます…! 本当に本当にありがとうございます! まだまだ在庫はありますので(涙)是非ご注文ください! ※注文多数の為、お届けに少々お時間いただきます。特に缶バッジはお好きなアーティストが入らない可能性大です、本当にごめんなさい!(涙) . https://t.co/9aIPUIcGVZ — 見放題実行委員会 (@mihoudai) March 5, 2020 ↑『見放題』の通販は現在終了していますが、このように中止になったイベントのグッズ販売が公式から案内される場合があります。ぜひチェックしてください。 クラウドファンディング ©CAMPFIRE, Inc. / ©ガイガジン ライブハウスやアーティストを直接支援する方法もあります。それがクラウドファンディングです! クラウドファンディングの場合、ライブハウス等が自発的に「支援してください」と申請する必要があります。そのため応援したいアーティスト、ライブハウス等がクラウドファンディングをしているかは個別に調べないと分かりません。 もし応援したい人のクラウドファンディングがあって、少額でも支援することができればとても喜ばれると思います。 【コロナに負けない】営業自粛中の人ができる、健全な収入の増やし方(飲食店・ライブお店を開けなくても、お客さんから健全な形でお金を受け取れる方法をまとめました。 コロナの終息と、 ... https://syumi-log.com/crowdfunding/ ▼募集されている支援金額は様々ですが、たとえば上記の「無観客ライブの支援」では1人あたり1,000円〜4,000円で募集されていました。その結果、集まった金額が10万6,000円です。(※この10万6,000円は全額無観客ライブと劇場への寄附に回されます) このようにアルバイトをしている人、社会人ならポケットマネーとも言える金額で募集されているケースが多いので、応援したいものがあれば寄附してみるのも良いですね。 さいごに この記事は「いつも音楽を聴いている人」向けに書いていますが、そうではなく「イベントを開催する人」の目に留まった場合、色々難しい問題もあるかもしれませんが、破産・資金不足で体調を崩す、事業を撤退するなどの事態に陥る前にネット通販やクラウドファンディングなどの方法を考えていただければ幸いです。(その際は公式ツイッターなどで発信していただければ尚ありがたいです) 【コロナに負けない】営業自粛中の人ができる、健全な収入の増やし方(飲食店・ライブお店を開けなくても、お客さんから健全な形でお金を受け取れる方法をまとめました。 コロナの終息と、 ... https://syumi-log.com/crowdfunding/ 新型コロナウイルス関連, 音楽COVID-19, 新型コロナウイルス